10月の映画キロク

ぜんっぜん見てません。引っ越しづかれであまり元気もなく、日々のドラマを追うので精いっぱいでした。

劇場
 これはね、大好きな映画になりますわ。何度も見返したいわけではないけど、じんわり心に残る。
 主要登場人物がどうしようもないひとばかりなんですよね。葉山先生(松本潤)、工藤泉(有村架純)、小野(坂口健太郎)の三角関係がメインになるのだけど、もー、この三人がほんとうにどうしようもない! どうしようもなさすぎて、誰にも感情移入できない。でも、だからいい。だからいいんですよ。
 行定監督の作品は初めてまともに観たのだけど、ああ好きなタイプの画づくりをする方だなあと嬉しくなった。行定監督は2004年の『世界の中心で、愛をさけぶ』以来*1ずっと「セカチューのひと」と呼ばれてきたひとだが、それがすごく悔しいとなにかのインタビューで語っていた。ナラタージュでそれを克服できたのかどうかはまだなんとも言えない段階ではあるけど、わたしにはとてもインパクトのある映画になった。

 

VOD
 今日恋とリライフ、どちらも古澤健監督作品だったのか。古澤監督、今年ちょっとノっているひとかもしれない。『ReLIFE』、『恋と嘘』、『一礼して、キス』の3本を手がけている。すべて漫画の実写化。古澤監督が初めて漫画実写化をしたのが『今日、恋をはじめます』のようだ。今日恋はまあわりとどうでもよかったが、リライフは映像も綺麗で、原作のなかの切るエピソードはさくっと切っていたのでとっちらかりすぎておらずよかった。こうなると現在公開中の『恋と嘘』も観たくなる。と思って、昨日(11/3)観てきた! 
 まあこんなふうに、実写化作品でメガホン取りがちな監督*2もいれば、連続ドラマの映画化がうまい監督*3もいるので、個性的な作風の監督以外でもよく耳にする名前の監督をちょっと調べてみるのも面白いとおもう。

 

地上波

  『デイ・アフター・トゥモロー』は「うおおお浪川ああああああああ」って思いながら見てました。若いイケメンを演じる浪川は最高。

 

 

 そういえば、ナラタージュを観た段階でTOHOシネマズのシネマイルが6000たまりました。一ヶ月フリーパスが手に入るよ! 今月はシネマイレージデイの拡張があるので、もう少ししたら引き換えにいこうと思います。ほくほく。

*1:行定監督は『クローズド・ノート』(2007)や『今度は愛妻家』(2009)など、『ナラタージュ』までに10本の長編映画を撮っている

*2:その筆頭は福田雄一氏かしら

*3:劇場版『昼顔』の西谷弘監督は、『ガリレオ』シリーズの劇場版『容疑者Xの献身』(2008)や『真夏の方程式』(2013)を手掛けている