11月の映画キロク
じゅ、じゅうにがつ、だと・・・!?
劇場
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三島有紀子『幼な子われらに生まれ』
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三木孝浩『先生!、、、好きになってもいいですか?』
原作があるものについては、『先生!』以外はすべて原作未読。
『幼な子~』は、とてもよかった。三島有紀子監督は、『しあわせのパン』(2011)や『繕い裁つ人』(2015)のような穏やかな温かい色調もすばらしいのに、『少女』(2016)やこの『幼な子~』のような暗くて冷たくて観ているだけで息が詰まるような映像にも非常に長けている。今作は浅野忠信や田中麗奈といったベテラン陣の演技も素晴らしかったけど、田中信(浅野忠信)のふたりの娘役、友佳(鎌田らい樹)と薫(南沙良)が本当に本当によかった。なんと薫役の南沙良ちゃんはこれが女優デビュー作という…バケモノやで……。鎌田らい樹ちゃんはこないだ『先に生まれただけの僕』に出てました。
『ラストレシピ』は「音」へのこだわりがすごいな~となりました。食材を切るときのトントントントンという音がすごくここちよかった。
『泥棒役者』は高畑充希ちゃんがスーパーミラクルかわいかった。もっと観たかった。かわいい。かわいい。かわいい。あとクレジットの途中に挿入される映像が遊び心があってよかったです。これから『泥棒役者』を観る予定の方は、西田作品をひととおりおさらいしてから観に行くことを進めます。
映画祭
VOD・BD
- 松居大悟『アズミ・ハルコは行方不明』(2016)
- 西田征史『小野寺の弟・小野寺の姉』(2014)
- 行定勲『遠くの空に消えた』(2007)
- 三木孝浩『僕等がいた 前篇・後篇』(2011)